アミコログ

無常

今日は、久しぶりに2時間TVドラマを見ました。
私の勘が少し鈍ったのでしょうか、後半最後のあたりになるまで、犯人が判りませんでした。
判らなかった分、十分楽しむことが出来ました！
鶴太郎も落ち着いた役が板に付いてきましたね。

養老孟司とアルボムッレ・スマナサーラとの共著「希望のしくみ」という本を読みました。仏教について、お釈迦様の教えについて書いてある本です。養老孟司は私の大好きな作家です。

お釈迦様は、
自由になんでもやっていいけど、全ては「無常」ですよ。
と教えています。
未来は誰にとっても未知なのです。
だから、何ものにも囚われることなく、極端なことをいえば、お釈迦様の教えにさえ囚われることなく生きなさいと、そして死になさいと。

2時間ドラマは犯人や展開が判らないからこそ楽しいのであって、見る価値があるのです。加害者と被害者も紙一重だったりします。それがおもしろい。

人生に目的など無い。

今、学校で虐められて自殺する子供たちを救えるのは誰でしょうか？
学校なんか行かなくていいんだし、宗教なんか信じなくても幸せになれるし、
もっと自由に生きればいいと教えてあげる必要があると思います。
お釈迦様の教えは深いです。

希望のしくみ

アルボムッレ・スマナサーラ 養老 孟司

宝島社 2006-06-13

木喰仏（もくじきぶつ）

学生の頃、京都・奈良のお寺をたずねて、木製の仏像（彫刻）を見て回りました。
真夏の太陽の下、レンタル自転車で・・・若かったなぁ。

今、東京国立博物館で仏像展をやっているようです。
特別な信心はありませんが、木喰仏と向かい合うと、何かホッとするような気持ちになったことが思い出されます。

「普通がいい」という病

この本では、頭と心と体のバランスについて述べてあります。

引用してある文章に関する説明が秀逸で、
著者のオリジナルの図でさらにわかりやすくなっています。

例えば、愛と欲望の違い、主観と客観、現実とファンタジーなどをこれまでになかった捉え方で、それらの言葉のもつ意味を再確認しています。

この本では述べられていませんが、
絵画を見る時に、
何故、この色を使ったのだろう？
何故、この構図にしたのだろう？
・・・と
頭を使うことから始まって、その先にあるメッセージを感じ取ること、
いや、メッセージがあるということさえ考えない所まで到達できるといいのですが。

我々は今、がんじがらめの論理の中で生きています。
30万円のお給料を払うから、100万円売り上げなさい。とか
嘘はついてはいけません。とか
前向きに考えましょう。とか
自己コントロールしましょう。とか

果たしてそれでよいのでしょうか？

人間の「心」＝「身体」は自分の「命」だと考えてこだわっている状態から、
人間の「心」＝「身体」は大きな宇宙に発生したできものだと捉えることで真の自由になれるのではないかと著者は言います。

とてもおもしろい本です。お薦めデス！

「普通がいい」という病

泉谷 閑示

講談社 2006-10-21

山田ズーニー

ブログの更新が止まってました。
一週間ぶりに書きます！

山田ズーニーの本を読んで。

〔文章を書くこと〕は、誰かに習ったという記憶がありません。

書くことと話すことには同じ力が必要です。
書く前、話す前に〔考える〕ことが必要です。
〔考える〕とは一体、何か？
それは〔問い〕だと、山田ズーニーは言っています。
その〔問い〕を時間・空間・人間関係などの軸を使って拡げていくことで、書くべきことが見つけられるのだと。
山田ズーニーの文章は流石にわかりやすく、面白いです。
言葉をもってコミュニケーションすることの楽しさと信頼関係を築ける喜びを教えてくれます。
そして、論理ばかりがよいのではないとも述べてあります。

私は書く読むを楽しくやっています。幸せなことだと思います。

あなたの話はなぜ「通じない」のか

山田 ズーニー

筑摩書房 2003-10

動き続ける

私がブログを書くきっかけになった、『手帳ブログのススメ』より引用

「静」に生命はやどらず、「動」にしか見出し得ないものなのだろう。
何かに辿り着くためにではなく動き続けるために動き続けるしかない。

１つの動作や、１つの仕事が終わる前に次の動きを準備していたほうがいい。
流れるようにスムースに行動できるように心掛けたいですね。

味の素から健康食品のサンプルが送られてきました。
商品名“かつおの力”
すごいネーミングですね。
コピーは〈一生泳ぎ続ける「かつお」の生命力を。〉
これまたすごいコピーです。

うちの金魚はエサの時間以外は、止まっていますが・・・。

声に出して読めない日本語

昔から知っているのに、読み方を間違えていた言葉。
書籍のロングセラーや、ベストセラーの広告などでよく目にするコレ。

【重版出来】

じゅうばんでき（ましたよ！）って思っていました。
恥ずかしい・・・

正しい読み方はココにあります。

電通「鬼十則」その一

電通「鬼十則」その一

仕事は自ら「創る」可きで
与えられる可きではない
Initiate projects on your own instead of waiting for work to be assigned.

創ることに必要なことは思考の柔軟さよりまず決断力ではないでしょうか。
決めなければなんにも始まりませんもんね。

電通「鬼十則」―広告の鬼・吉田秀雄からのメッセージ

植田 正也

日新報道 2001-10

グズ その2

この本は発売されて間もないのですが、面白い！
何度も読み返すことになりそうです。

１つに、近頃の自己啓発本が向かっている方向を著者は憂慮しています。
たとえばポジティブ思考で夢が叶う（他人の体験の焼き直し）とか、癒しの本なんてのもありますね。
しかし、答えを外に求めるのではなく、自分の中に見つけることが大事である。
その場所が肚（ハラ）であると。
頭で考えない。肚で考える。
今、平行並行して読み進めている『武士道』（新渡戸稲造）にも同じようなことが述べられています。
両書はこれを言葉で伝えている訳ですから、無理（自己矛盾）があるのですが、それでも、失敗（=体験）の重要性は伝わってきます。それが肚を鍛えるということだと。

頭で「考える」からグズなのです。私には大きな転換が必要なようです。

グズな大脳思考　デキる内臓思考

崎谷 博征

アスカエフプロダクツ 2006-10

グズ

『The Procrastinator's Handbook』

聞き慣れない単語ですが、《procrastinate＝引き延ばす》の名詞形で、
グズな人の為の本という意味です。

邦題は
『いまやろうと思ってたのに・・・』

先日、書棚の本を段ボールに三箱、処分しましたが、
この本は殿堂入りで手元においてあります。
ついつい後回しにしている仕事があるときに、さっと開いて読むと、重い腰があがります。
やらなければいけないのに、またはやるべきだと思っていることに対して、無意識に言い訳している自分が浮き上がってきます。
「あなたは〈言い訳〉をしていますよ！」とずーっと責められっぱなしの一冊です。
仕事だけでなく生活全般において書かれていて、読んでいて苦笑いが出ますが、買いの本です！

いまやろうと思ってたのに…（単行本） 

リタ エメット Rita Emmett（著） 中井 京子（訳）

光文社 2001-04

いま やろうと思ってたのに…（文庫本）

リタ エメット Rita Emmett（著） 中井 京子（訳）

光文社 2004-04-07

食欲の秋

体に脂肪のつく原因は炭水化物の過剰摂取なんだそうです。
・・・
いつのまにか、朝のパンが2枚になっていたので、1枚に減らします。

日本の食料自給率はカロリーベースで40％。
地産地消に対して、遠産遠消は余計なエネルギー（移動重量×移動距離）がかかります。それをフードマイレージというそうです。

秋は美味しいものがたくさんあります。
美味しいものをおなかいっぱい食べられることはとても幸せなことです。
これがいつまでも続くと思うのは幻想でしょうか。
《健康》と《おいしさ》と《満足感》と《エネルギー＆環境問題》とを同時に満たすこたえは見つかるのでしょうか。