前回、祖父の介護について書いた翌日に、テレビ朝日の『報道ステーション』で、”老老介護”の現状について取り上げていました。
考えさせられるものがありました。
そのなかで、介護疲れによる殺人が年間30件もあるとのこと。
そこまで至らなくても、そういうぎりぎりの状況まで追い込まれた人たちが大勢いるのは明らかです。
特に、今、介護をしている65歳以上の方々は、「甘えない」「人を頼らない」「自分の力でなんとかする」「自分の責任だ」のように自分に厳しい信条を持っています。
それは素晴らしい精神ではありますが、相手の存在を否定してしまうような終わらせ方は、悲しいことだと思います。
それもまた人生。などとは思わない。
子供や親類に助けてもらい、近所の人とコミュニケーションし、行政に相談する。
そういう行動をするほうがいい。
いつかは誰もが介護し、そして介護される側になります。
そうなる前に、頼り、頼られる人にならないと。
いろんなサービスを受けられるように知っておかないと。
結局、人は一人では生きていけない不思議な生き物なのでしょうね。
でも24時間365日を自分以外の人に捧げる必要などない。
無理しない。一人で考えない。それが一番だと思います。
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