《セキ》とは囲碁の用語で、
黒と白がお互い囲い合っていて、双方とも活きている形をいいます。
中ザワヒデキという美術家が三十五路の碁盤上に全てがセキとなる作品をつくりました。
相手の石を取ろうとする者が、逆に取られてしまうのです。
つまり、究極にバランスのとれた状態を表現しています。
囲碁と美術はあまり関係ないように思えるのですが、なんとも美しい作品です。
三五目三五路の盤上布石絵画第三番
Stone-Arrangement Painting on the Board No. 3 of 35 Points by 35 Rows
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