今週は父が東京に来ています。昔の仕事の仲間に会うそうです。
「東京はもうわからん。何がどちらの方向にあるのか分からなくなった。」
などと言っていました。
その父が一人で、うちの近所や事務所のまわりを散歩していて、偶然、事務所の前で私と会ったのですが、
「すばらしい景色だね」と言いました。
私もあらためて事務所のまわりを見渡すと、ほんとにすばらしい景色です。
“すばらしい”、“美しい”と感じることが出来るのは、自分の心にゆとりがあるということですね。
いつもそうありたいものです。
はじめに美学があって、美しさを感じるのではなくて、モノを見る心構え(ゆとり)が大切なんですね。
学生の頃に読んだ本を、もう一度ゆっくり読んでみて、近所を散歩してみたいと思います。
- 街並みの美学
- 芦原 義信
- 岩波書店 2001-04
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