1858年に英国で出版されたサミュエル・スマイルズ著 『自助論』(竹内 均訳)を読んでいます。
「天は自ら助くる者を助く」
「天は」とありますが、自分にしか自分の道を切り開くことは出来ない。ということでしょうか。
転ぶのを石ころのせいにしたり、立ち止まるのを「今、考えているから・・」と言い訳したりしている自分自身に嫌気がします。
しかし、この嫌気という気分さえ、この本では、正すように書いてあります。
遠くと足元を交互に見て歩けば転ばないし、歩きながら考えることだって出来るはずです。難しいことではないのに身に付いていません。
確かに、堅い本なのですが、竹内均氏のストレートで、あたたかみのある言葉で翻訳してあり、良い本です。
また、巻末には「若い人だけなく、やや年を取った人に読んでもらいたい」とあり、自分だけでなく若い人を助け、育てることも大切であると伝えたいのだろうと思いました。
- 自助論
- サミュエル スマイルズ Samuel Smiles(著) 竹内 均(訳)
- 三笠書房 2003-02
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