残念です。
今朝の新聞で、文筆家(哲学者)の池田晶子さんが亡くなったという記事がありました。46歳。早すぎる死です。
ご冥福をお祈りします。
彼女は物心ついた頃から
「生」とは何か?、「死」とは何か?、「私」とは何か?を問い続けてきたそうです。
兎に角、文章が面白くて、力が抜けていて、それでいて考えることを止めない。
頭のやわらかい人です。考えるだけではなく、人に伝える文章力も素晴らしい。
「生」&「死」&「私」は1セットで全ての人間が持ち合わせているものです。
生あるものに必ず死はあるけど・・・。しかし、死を語れる人は存在しない。
前回書いた「ニセ科学」は論外ですが、「科学」では語りきれないことをたくさん教えてくださいました。
私の体のどこに「私」がいるのか?
この果てしなく広い宇宙の中の、この地球上に、わずかな時間だけ存在する「私」とは一体何なのか。
池田晶子さん、「死」とは何でしたか?
そこから何が見えますか?
- 残酷人生論―あるいは新世紀オラクル
- 池田 晶子
- 情報センター出版局 1998-03
- 41歳からの哲学
- 池田 晶子
- 新潮社 2004-07-17
- 14歳からの哲学―考えるための教科書
- 池田 晶子
- トランスビュー 2003-03
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